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Myrthena Exhibition マートル個展 『Dramatis Personae -登場人物-』

場所:ALC Library&Gallery [京都] 会期:2024.01.19 - 2024.01.23

【作品紹介・作家プロフィール】

マートル(Myrthena)さんはキャラクター画を主に描くデジタルおよび水彩画アーティストです。 また、オリジナルキャラクターのデザイナーでもあります。

彼女の絵は世界で放映されているアニメーションで登場するキャラクターからインスピレーションを得たものであることは鑑賞する誰もが分かることでしょう。

では何故、芸大や画塾、絵の教えを一切受けてない彼女が趣味で描いているSNS(インスタグラム)のキャラクター画が12万人以上のフォロアーを持つことになったのでしょうか?

それを察するに、今のアニメーション作品が、視聴者にとっての単なる娯楽から、作品のストーリー性、世界観、キャラクターなど細かくそして広くから推察を呼ぶ対象になり、またそれらがSNSでの共有・共感など承認による文化が相まったことが考えられます。

もちろん、彼女の作画そのものに魅力があることは大前提です。

そして、彼女が描いたキャラクター画の1枚にも、その服装や表情、背景などから見る人が思い思いの世界観やストーリーを思い浮かべながらSNSなどで共有・共感しあう、そんな環境や文化が世界規模で広まっていく草創期でのストーリーの一つということになりますが、キャラクター画の発信は、漫画でも、アニメでも、映画でもない、SNSの重要な創作発信作品の一つとなっています。


彼女が公に向けて絵を描いたのは、10代の頃に学校新聞の出版物にインクで風刺漫画のようなものを描き始めたのがきっかけで、すぐに好奇心から水彩で絵を描き始めました。 元来の漫画への興味もあってアニメーション作画にも触発されるようになり、その時からディズニー アニメ映画のアート スタイルを研究し始めました。そして、ウォルト ディズニー アニメーション スタジオで働いていたアニメーターであるグレン キーンやジン キムのような有名なアニメーターの手によって命が吹き込まれたキャラクター画に強くインスピレーションを受けています。


日本では絵を通して京都の暮らしを描いていきたいと考えており、現在、街で出会う人々の個性を記録する作業を行っています。彼女にとって人生は、誰もがユニークなキャラクターであるディズニー映画のようなものです。 バスに乗っている人々、帰宅する学生、カメラを持った観光客、これらすべてを今回彼女はイラストを通して記録したいと考えています。

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