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『静物 Still Life』譚若蘭 /『残って消えた』曾敏富

場所:ALC Library&Gallery [京都] 会期:2023.06.09 - 2023.06.13

【譚若蘭 Cordelia Tam】

京都で滞在中、様々な場所から広告等を貰い、また日常的に使っている食品のパッケージも保管していました。それらのチラシを色で選別して紙糊に混ぜ合わせ、 それを別に保管していた食品パッケージの型に入れて自然乾燥させました。
そうしてできたアースカラーの当DM画像の紙の彫刻は静物(still life = 画題となる物)として展示されます。
静物画は社会や描き手の精神の反映し、ありふれた物の再発現に繋がり、そして光、色、形を同調させた表現である。
今回の作品を通して、私が感じた京都の穏やかな暮らしや色彩の印象が伝われば嬉しいです。

~アーティスト略歴~
私は香港で生まれ、カナダで学び、 2020年にメルボルンRMIT大学のMFAプログラムを
卒業し、作業をしてきました。 私は人間と自然のつながりを探求するために、日常的
な素材の数々を協調させながら組み合わせ、都市の生活の中に調和されたインスピレー
ションを与える複合的な作品を制作しています。 私の作品は香港、台湾、オーストラ
リアでも展示され、2018年オーストロネシア国際芸術賞大賞を受賞しています。


【曾敏富 Matthew Tsang Man Fu】

香港のビジュアルアーティスト『マシュー・ツァン(曽敏富)』の京都での初個展は、彼が京都でのレジデンス体験を通して、自身が成長してきた場所の生活環境や人々の変化に対する気持ちを作品として表現しています。
タイトルの”Remaining and gone(残って消えた)”は、以前の作品群 "BeforeCollapse(崩壊前)"に続くものです。 木炭、アルミホイル、樹脂などの素材とビデオ
撮影を組み合わせ、マルチメディア・インスタレーションとして制作しています。 この作品は現実の物質性と超常的に理念的なもの観点から、転化、時の経過、喪失の流れを追っています。作家は創作の過程から、自己と周囲の環境の変化の関係を注視し、作品を通して鑑賞者と共有することを目指しています。

~アーティスト略歴~
私は香港のビジュアル・アーティストです。 私は 2009 年に 美術学士 (BFA)を、2016
年に美術修士 (MFA)をオーストラリアの RMIT で取得しました。 私の作品は、時間、
変化、プロセス、物質性の関係を探求しています。作品は主に木、氷、炭など様々な自
然素材を使用し、燃やす、溶かす、凍らせるなどのプロセスを利用しています。 私の
作品はインスタレーション、ビデオ、写真、彫刻作品として展示されています。
2012年からは香港芸術学校で講師を務めています。私の作品は香港や海外で展示され、
アートコレクターによって収集されました。 2018年にオーストロネシア国際芸術賞大
賞を受賞しました。 ハーバーアート彫刻公園2018と香港芸術祭2023に参加しました。


ALC Library&Galleryの展示スケジュール