久富邦夫〈佐賀〉―創造の旅

　「身の回りで心が動いたものをかいているだけですよ。」
佐賀師範学校、佐賀大学教育学部で教鞭をとった洋画家、久富邦夫(1912－2010)は、身近にある風景や民族芸能を題材に、一心不乱に絵を描き続けました。一見すっきりとみえる構図や色彩ですが、その作品は私たちをどこか異国のような世界観に引き込みます。
　今春開催した「久富邦夫〈東京〉－太宰と出会った修業時代」では、若き日の交友を軸に前半生を辿りました。
　第二弾となる本展では、戦後、佐賀での後半生にスポット当て、昭和30年代の作品から絶筆となった「しあわせなら手を(2009)」まで、作風の変遷が わかる作品を紹介いたします。風景などのスケッチ、佐賀の画壇での活動に関する資料、制作の秘密を語るエスキースなど、遺族のもとに残された膨大な資料の 中から厳選した約50点を公開します。


会　　場：佐賀大学美術館　特別展示室
会　　期：～平成29年3月25日（土）
主　　催：佐賀大学美術館　
協　　力：唐津市近代図書館
開館時間：10：00～17：00
休 館 日 ：※月曜(祝日の場合は翌日休館)、冬季休業期間(12月27日～1月5日)
観 覧 料 ：無料


《ギャラリートーク》
①２０１６年１２月１８日１１:００～
②２０１７年１月２１日１４:００～
※予約不要です。美術館２階にお集まりください。

詳細：https://museum.saga-u.ac.jp/exhibition/258

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